2018年2月に東北芸術工科大学アートウォーク2018が開催されました。
「高田陽子展」のDMと展示風景、アートウォークのフライヤーを紹介します。
銀座・京橋16の画廊で行われ、私は銀座K’sギャラリーanの場所をお借りして初個展が実現できました。
公募だったのでダメ元で応募しましたが、銀座K’sギャラリーの増田様に選出していただきとてもありがたく、
いままで制作を続けてきてよかったと自信になりました。
2月の寒空の中本当にたくさんの方々にお越しいただき、お話や作品の感想を直接聞くことができて、とても
貴重な6日間でした。ありがとうございました。これを励みに日々制作活動を発展させていきたいと思います。
ごあいさつ
 この度は東北芸術工科大学アートウォーク2018高田陽子展にお越しいただきありがとうございます。 私が在校したのは1999年から2003年、20世紀から21世紀への変動時期でした。故郷北海道から 山形まで、寝台特急北斗星で父とB寝台の上下に寝そべり向かった日のことを懐かしく思います。 日本画コースに入学したものの、それまで日本画を描いたことは無く、画材の扱いの難しさに翻弄 されながらも描く楽しさ喜びでいっぱいの毎日でした。とくにスケッチ旅行で経験したことは今の 制作活動に生きていると感じます。その場の息吹を直に感じることが大切なのだと学びました。 その後芸工大の大学院ではなく、沖縄県立芸術大学へ進学するのですが、沖縄への接点は高校の時 修学旅行で沖縄を訪れたことがきっかけでした。そして2000年に春休みを利用して沖縄西表島で 住み込みのアルバイトをしたのですが、その約2ヶ月間のあらゆる体験が「ここで制作活動するぞ」 と決意させてしまい、今に至る次第です。本当に単純思考で後先考えないのは今も同じです。 
最初は沖縄の自然の素晴らしさに惹かれて移住したのですが、沖縄の歴史、文化、人に触れるたび、 ますます離れられなくなっています。また、沖縄戦と基地問題はまだ「かたわらにある」と実感します。 表現者の端くれとして、沖縄戦で大きな傷と哀しみを抱えてきたウチナーンチュ達からの「命どぅ宝」 の教えを心に刻み、表現を模索していきたいと思います。 
「いきものは すこしずつ みんな似ている」なにげない命のいとなみにこそ大切な「気付き」が有ると感じます。
まだ探求の途中です。絵筆を通して思考と思想を深めていけたらと思います。
■ギャラリー紹介
銀座K'sギャラリー 
住所:〒104-0061東京都中央区銀座1-13-4 大和銀座一ビル 6F    
ホームページ:http://ks-g.main.jp
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